補助金の申請を考え始めたら、最初にやることはGビズIDプライムの取得です。持続化補助金もデジタル化・AI導入補助金も、電子申請にはこのアカウントが必要です。取り方によっては発行まで時間がかかるため、締切直前に気づくと申請そのものに間に合いません。
この記事では、GビズIDプライムの取り方と、持続化補助金(第20回)の締切から逆算した準備スケジュールを整理します。
この記事の結論
- 補助金の電子申請には、原則としてGビズIDプライムが必要
- マイナンバーカードとスマホがあれば、オンライン申請で最短即日発行
- 書類郵送で申請する場合は、最大1か月かかることがある
- 持続化補助金(第20回)は、申請受付が11月5日開始、事業支援計画書(様式4)の発行依頼が12月4日、申請が12月15日 17:00まで
- いまから書類郵送で申請すると、審査に最大1か月かかるため11月5日の受付開始には間に合わない可能性が高い。マイナンバーカードがあるなら迷わずオンライン申請を選ぶ
※2026年10月20日時点。GビズID公式サイトおよび「GビズIDクイックマニュアル」、小規模事業者持続化補助金<一般型 通常枠>第20回公募の公式サイトをもとに作成しています。手続きの詳細は必ず公式サイトで確認してください。
GビズIDとは
GビズIDは、法人・個人事業主が1つのID・パスワードで複数の行政サービスにログインできる共通認証の仕組みです。補助金の電子申請(jGrantsなど)でも使われます。アカウントの作成・維持に費用はかかりません。
| 種類 | 概要 | 補助金申請 |
|---|---|---|
| プライム | 法人代表者・個人事業主 | ◯ 原則これ |
| メンバー | プライムが従業員向けに発行 | △ 手続きが限られる |
| エントリー | 審査なしで即日作成 | × 多くは使えない |
ネットショップを個人で運営している場合も、個人事業主としてgBizIDプライムを取得できます。
取り方は2通り
| オンライン | 書類郵送 | |
|---|---|---|
| 発行までの目安 | 最短即日 | 最大1か月 |
| 費用 | 無料 | 無料(実費は自己負担) |
| 向いている人 | マイナンバーカードがある | カードがない・読み取れない |
オンライン申請に必要なもの:マイナンバーカード、スマートフォン(GビズIDアプリ)、メールアドレス、パソコン。
書類郵送に必要なもの:印鑑証明書(個人事業主は印鑑登録証明書)、登録申請書、登録印、メールアドレス、パソコン、プリンター。証明書の発行手数料と郵送料は自己負担です。
書類郵送の審査期間は2026年7月9日に「最大2週間」から「最大1か月」へ延びています。また、同じ変更で申請内容に不備があっても提出書類は返送されなくなりました(不備の内容はGビズIDマイページと登録メールアドレスに通知されます)。郵送を選ぶなら、この1か月を見込んで逆算する必要があります。
あわせて、GビズIDプライムとGビズIDメンバーのアカウントには有効期限が設けられました。有効期間は発行日から2年3か月です。以前に取得したまま使っていないアカウントがある場合は、申請の直前ではなく早めに有効期限を確認しておきましょう。
オンライン申請の流れ
- スマートフォンにGビズIDアプリをインストールする
- GビズIDの公式サイトで、gBizIDプライムの「マイナンバーカードで申請」を選ぶ
- メールアドレスを登録し、届いたメールから申請画面に進む
- 事業者情報を入力し、アプリでマイナンバーカードを読み取る
- 審査が終わるとアカウントが発行される
書類郵送申請の流れ
- 公式サイトで申請書を作成・印刷し、登録印を押す
- 印鑑(登録)証明書の原本と一緒に郵送する
- 審査が終わると、メールで通知が届く
- メールのリンクからパスワードを設定して利用開始
郵送の場合、申請書の記入内容と証明書の内容(住所の表記など)が一致していないと差し戻しになり、さらに時間がかかります。住所は証明書の表記どおりに入力しましょう。
持続化補助金(第20回)から逆算した準備スケジュール
持続化補助金の電子申請も、GビズIDプライムがないと始められません。GビズIDは準備のいちばん最初に置きます。
| 時期 | やること |
|---|---|
| いますぐ | GビズIDプライムを取得 |
| 10月下旬 | 計画を決め、制作・広告の見積を取る |
| 11月上旬〜中旬 | 計画書を作り、商工会議所に相談 |
| 〜12月4日(金) | 事業支援計画書(様式4)の発行を依頼 |
| 11月5日〜12月15日(火)17:00 | 電子申請で提出 |
第20回は申請受付が11月5日から始まります。ここから逆算すると、書類郵送での取得は受付開始に間に合わない計算になります(審査に最大1か月)。受付開始までにGビズIDを用意しておけば、計画書の作成に時間を使えます。なお公式サイトの「第20回へ応募する」ページは、2026年10月20日の時点ではまだ「準備中」の表示です。対象経費や失敗しやすい点は持続化補助金(第20回)でネットショップは作れるかで解説しています。
取得でつまずきやすいポイント
メールが届かない
迷惑メールフォルダに入っていることがあります。受信設定でGビズIDからのメールを受け取れるようにしておきましょう。
スマホを買い替えた
ログインにはアプリなどを使った二段階認証が必要です。機種変更のときは、事前に公式サイトで手続きを確認しておくと、ログインできなくなるのを防げます。
屋号や住所の表記ゆれ
個人事業主は、屋号や住所の書き方が書類ごとに違いがちです。補助金の申請書と内容をそろえておくと、後の手続きがスムーズです。
「申請者本人」以外が操作している
GビズIDは事業者本人のアカウントです。IDとパスワードを外部に預けて申請を任せるのはやめましょう。申請書類の作成を有償で代行できるのは行政書士です。
GビズIDがあるとできること
- 持続化補助金、デジタル化・AI導入補助金などの電子申請
- 社会保険・労働保険など、一部の行政手続きのオンライン申請
- 補助金の実績報告など、採択後の手続き(発注は交付決定のあとという順番にも注意が必要です)
一度取っておけば翌年以降の補助金にも使えるので、今すぐ使う予定がなくても取得しておいて損はありません。
まとめ
- 補助金の電子申請には、原則としてgBizIDプライムが必要
- マイナンバーカードがあればオンラインで最短即日。郵送は最大1か月
- 持続化補助金(第20回)を狙うなら、いますぐ取得する。郵送は11月5日の受付開始に間に合わない可能性が高い
ネットショップで使える補助金の全体像はネットショップ運営者が使える補助金一覧2026で整理しています。
参考資料
最終確認日:2026年9月17日


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